2008年9月15日月曜日

薄毛予防に頭皮をマッサージしたりするのは良く聞きますよね。

それはもちろん、薄毛になってからも行ってくださいね。

「もう薄毛になってしまったから今更マッサージしても・・・」なんて考えないでくださいね。

薄毛になってしまっても、マッサージは薄毛を改善するための方法のひとつなのですから。



マッサージは指の腹でします。

頭皮を引っかいたりしないようにしましょう。

これは頭皮の血行を良くして、頭皮に栄養をきちんと運ぶために行うのです。

ブラシでタッピングするのも、血行をよくするためです。

ちなみのタッピングとは頭皮をたたく事です。

このタッピングの時に気をつけたいのは、強くたたきすぎないことです。

強くたたきすぎてしまうと薄毛を悪化させてしまうかもしれません。



マッサージやタッピングは頭皮の血行を良くするために行うからなのか、育毛剤と併用して行う場合が多いようです。



マッサージして血行が良いうちに栄養を与えよう、という考えなのでしょうかね。



もちろん、マッサージやタッピングだけで薄毛が改善できる方も中にはいらっしゃいますが、基本的にはきちんと栄養を取っていないとせっかく努力しても治りにくいです。



毎日栄養と睡眠をきちんと取って、規則正しい生活をしましょう。

2008年9月13日土曜日

一口に脱毛といっても様々な種類があります。
一般的なものを挙げてみましょう。

●壮年性脱毛症

頭髪の1本1本が細くなることにより、
頭皮が透けて見える状態をいいます。

遺伝や男性ホルモンの過剰によることが原因といわれていますが、
はっきりと解明されていません。

●円形脱毛症

精神的ストレスにより、円形または楕円形に脱毛した状態をいいます。
ストレスがなくなると自然治癒するケースが多いようです。

●ひこう性脱毛症

フケが毛穴に詰まり、炎症を起こし湿疹や抜け毛を起こします。

●病後・産後の脱毛

薬の服用による副作用、また妊娠後期に成長期の毛髪の割合が
増えたため、 分娩後髪が休止期に入り抜け毛が
多くなるという状態をいいます。



今挙げた4種類。 これらの他にも脱毛の原因はあります。

例えば、不健康な食生活、不規則な生活環境等。
前述のようにハッキリとした原因より、
「不健康な食生活」、「不規則な生活環境」
といった漠然とした原因のものの方がやっかいとも言えます。

原因が漠然としているために当人が
「本気で直す」気持ちになりにくいからです。

育毛、発毛は、それほど複雑なものではありません。
髪は体の一部です。

体に悪いものは髪にも悪い。

本当に単純な話。

そういったことを深く認識し、生活を変えるだけで脱毛を防ぐことができるのです。

2008年9月7日日曜日

 国立循環器病センターの倫理委員会は31日、手術で余った人間の頭皮に高い圧力をかけて、細胞を取り除いた真皮を作製する研究を承認した。申請した山岡哲二生体工学部長らのグループは、将来的に脱毛・薄毛で悩む人にこの真皮を移植し、毛乳頭細胞を注射して毛をはやす再生医療に発展させる計画で、世界でも初の試みという。

 研究は、神戸大学付属病院と協力、頭の手術の際に余った、人の頭皮を利用する。この頭皮に水中で約1万気圧をかけて細胞を破壊し、コラーゲンやエラスチンなどタンパク質だけのスポンジ状にする。大きさは1センチ四方。

 将来的には、この真皮に表皮となる毛包細胞を移植して皮膚状にした上で移植、毛髪の形成を促す毛乳頭細胞を注射する。毛包、毛乳頭細胞は本人のものを培養するため、この細胞が機能する限り、毛が生え続けると予想される。

 脱毛症の人の多くは頭皮が薄くなり、毛穴が変形するなど毛髪が生えにくくなっていることが多く、毛乳頭細胞を直接注射しても、正常な育成は難しかった。今回のケースでは、自分の細胞を使うため拒絶反応も抑えられるという。

 神大病院の寺師浩人形成外科准教授は「できるだけ早く臨床実験し、本当に毛が生えてくるのか確認したい」と話している。

2008年9月2日火曜日

喫煙と脱毛

タバコの弊害

1本吸うだけで12秒命を縮めると言われるタバコ。さまざまな疾患による死亡率を高めるタバコ。病気に対する喫煙の危険性に関してはここでは置くとして、薄毛・脱毛に関連する喫煙の弊害について調べてみました。
毛髪への悪影響としては、喫煙により毛細血管への血流が悪くなり、髪の発育に必要なだけの栄養が行き渡らなくなる、とよく言われます。血行不良を実際に実感することはあまり無いことだとは思いますが、例えば胃潰瘍や十二指腸潰瘍の治療において、喫煙による血流障害が治癒を遅れさせるほど、その血管収縮作用は激しいようです。
血管の収縮以外にも、脱毛にも関係していそうなものとしては、循環器障害(手足のしびれ・肩こり・冷感)、睡眠障害、息切れなどがあります。これらは喫煙による急性の影響で、タバコに含まれるニコチンと、一酸化炭素によるものだそうです。


ニコチンの作用

ニコチンには、中枢神経系の興奮をもたらしたり、消化器系では胃の働きを低下させ吐き気や嘔吐を起こしたりする作用があります。また循環器系には急性作用があり、心拍数の増加、血圧上昇、末梢血管の収縮などの影響を与えます。また、ニコチンは悪玉コレステロールを増やし、血管を詰まりやすくします。
主に口の中の粘膜と肺で吸収されたニコチンは、血液を通り全身をめぐり、やがて尿として排泄されます。血液中に入ったニコチン量は約30分で半減するそうですが、習慣的にタバコを吸う人であれば、ほとんど常時ニコチンの害を受け、常に血液の流れが悪い状態にいることになります。


一酸化炭素の害

タバコが燃えると必ず一酸化炭素が発生します。タバコの煙に含まれる一酸化炭素は 4~6万ppmの濃度で、これは車の排気ガス中の6~8万ppmに匹敵する濃度です。呼吸によって取り入れられた酸素は、赤血球内のへモグロピンと結びついて全身に運ばれます。しかし喫煙により一酸化炭素が取りこまれると、一酸化炭素は強力にヘモグロビンと結合します。へモグロビンは身体の隅々に酸素を運ぷ役割を持っていますが一酸化炭素のヘモグロビンとの結合力は酸素に比べ240倍も強力で、そのため全身への酸素の運搬が阻害されることになり、全身的な酸素欠乏を引き起こします。一酸化炭素ヘモグロビンの半減期は約3-4時間ですから、喫煙者は常時酸欠状態にいることになります。


喫煙とDHT(ジヒドロテストステロン)

血流障害や酸素欠乏以外に、これまで知られていなかった喫煙が毛髪に与える影響に関して、アメリカに興味深い研究結果があります。
ハーバード大学公衆衛生学部の調査によると、喫煙がアンドロステンジオン、テストステロンやジヒドロテストステロン(DHT)などの主要な男性ホルモンを増大させることがわかりました。
DHTは脱毛と最も関連する男性ホルモンで、テストステロンが還元酵素(5αリダクターゼ)の作用を受けることで生成されます。脱毛量や脱毛の速度は、このDHTとテストステロンの量が大きく関与していることがわかっています。
調査は無作為抽出された1,241人の米国人中年男性を調べ、非喫煙者と喫煙者のホルモン量を比較しました。その結果、非喫煙者に比べ喫煙者の方がジヒドロエピアンドロステロン(DHEA)は18%、ジヒドロエピアンドロステロン硫化物(DHEAS)は13%、アンドロステンジオンは33%、テストステロンは9%、そしてDHTは13%高い値を示しました。
現在、薄毛は男性ホルモンの量ではなく、男性ホルモンに対する感受性の強さによって起こると考えられています。ですから禁煙すればそれで、薄毛が治るということは無いにしろ、喫煙が脱毛をより促進したり、脱毛量を増加させる危険性があること調査結果は示しています。


禁煙の効果

喫煙が薄毛・脱毛の原因の全てではなくとも、より薄毛・脱毛を促進している可能性が高いわけですが、実際に禁煙をした場合に、体はどのように変化するのでしょう。アメリカの資料によると、禁煙後わずか20分で血圧と心拍数が正常化し、8時間経過すると血中の酸素量が正常に戻るそうです。そして24時間後にはようやく一酸化炭素が体内から消え、丸2日経ってニコチンが消えます。さらにタバコを吸わなくなってやっと2週間後に血液の循環が正常に戻るそうです。