2008年12月27日土曜日

 脱毛症には様々な種類があります。ここであげる脱毛症以外にも抗がん剤による脱毛や分娩後ホルモンバランスの崩れによる脱毛症など様々な症状がありますが、ここでは一般的な以下の6つの症状をあげました。

脂漏性脱毛

脂漏性脱毛症は皮脂分泌過多や毛根角化障害、ストレス、遺伝等様々な影響を受け20代前半から兆候が現れ、進行しはじめます。
壮年性脱毛との併発が多く、女性にもよくみられます。
頭皮が脂でベトベトするなどが特徴。原因は皮脂分泌過剰による毛根角化障害。


粃糠性脱毛

髪は乾燥し、ツヤがなく成長しない細かく短い毛が抜け落ちます。
フケが多く、カユミなどの不快感を伴います。
原因はビタミンA、Dの不足による頭皮角化不正常、胃腸障害、頭皮圧迫または過度の乾燥、自律神経のバランスの崩れ、洗髪不良などが考えられます。


びまん性脱毛

境界不明な不完全脱毛で不正形線状、地図状の脱毛が発生します。原因はホルモンのバランスからくるものや心因性ショックが考えられます。


壮年性脱毛

20代後半より起こる脱毛です。頭皮は平滑、緊張性で、光沢がありますが皮脂分泌が過剰で、脂漏性脱毛と併発する場合が多くあります。原因は血行障害でコレステロールの欠陥沈着によるといわれています。


円形脱毛(神経性脱毛)

脱毛部は円形または楕円形で、境目が明瞭。脱毛部は一個ないし二個、悪性の場合は多発します。自律神経障害による血行障害、アレルギー、ストレス等が原因です。「気分次第でそのうち治る」と放置すると、全頭脱毛になることもありますので、早めの処置が大切です。
また、神経性脱毛も原因は円形脱毛と同等ですが、境目が不明瞭であり脱毛部の形も一定ではありません。


老人性脱毛

毛乳頭の不活性化や頭皮硬化が原因で、50歳以上の男性に多い。

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