2008年12月26日金曜日

頭皮が見えるぐらいの抜け毛現象
男性に多く20才~30才にかけて起こる若年と40才~50才ぐらいから始まる壮年に分けることができますが、双方合わせて「男性型脱毛症」と呼ばれています。
特長は、髪の成長期が短くなることで、短縮化した成長期から退行期、休止期がやってくるために成長しきれない産毛で抜けてしまいます。
休止期の髪が抜けるのは正常ですが、成長期から休止期までのヘアサイクルが乱れると、頭皮に出ている髪の量にも変化が現れます。
ヘアサイクルが狂うと、生まれた毛が細く弱々しくなっていくのも特徴で、末期的には産毛状になりやがてハゲ化となります。
薄毛には、一定の進行パターンがあります。
前頭部の生え際から後退してゆく「M型」、頭頂部から薄くなってゆく「O型」です。
日本人の多くはO型が多く見られます。本来は脱毛になりにくいと言われていた女性にも薄毛に悩む人が増加しています。
頭頂部を中心に進行する「びまん性脱毛症」。

女性でも薄毛脱毛になるケースもあります。
男性ホルモンのテストステロンには毛乳頭細胞、毛母細胞で5α-リダクターゼという還元酵素によってDHT(ジヒドロテストステロン)に変換されます。
DHTは毛根の細胞を萎縮させるため、髪の成長が止まり薄毛・抜け毛、脱毛を引き起こします。
遺伝については、遺伝子の核をなすDNA(デオキシリボ核酸)は遺伝情報を担い細胞の活動を支配しています。
親から受け継いだ設計図を元に身体の形が形成されます。
その設計図の中に髪の成長を阻害するプログラムがあれば脱毛になります。
親から子へ受け継がれる体の特徴は遺伝子によって支配されています。
遺伝子は各細胞にあります。
遺伝子のDNA(デオキシリボ核酸)は、遺伝情報を担い、細胞の活動に必要なタンパク質の合成を指令しています。
そして、男性ホルモンの分泌量や感受性にも遺伝子が多いに影響しています。
前額部と頭頂部の毛根はこのホルモンに敏感に反応してしまいます。
しかし、男性ホルモンがいくら分泌されてもそれを受け取るレセプター(受容体)の感受性が低ければ、男性ホルモンの作用を受けにくくなります。
これは個人差があります。
レセプター遺伝子のDNA塩基配列で変わります。
ストレスも髪に悪影響を与えます。
過度の精神的ストレスは自律神経系、内分泌系、免疫系の働きに影響を与え、自律神経の働きやホルモンの分泌を乱して毛根の細胞機能を低下させます。
あるいは免疫異常が頭皮・毛根に炎症を生じます。
ストレスを強く感じる人が最近多くなってきました。
人間が傷を負ったり、寒さや伝染病の冒されるとストレスとして働いて内分泌系の乱れが起こり、様々な症状が現れます。
ストレスを上手に発散させることが大切です。
地肌が見えてくると、髪が「なくなった」と感じますが、皮膚の中にも毛穴は存在しており、生まれてから死ぬまでの抜け毛の数は同じですが、髪が成長し太くなる前に抜け出すと、産毛状態での抜け生えが続きます。
見た目にはなくなったというわけです。
髪は「血余」といい、血液を栄養にして育つので、食生活・生活習慣が大切です。
栄養バランスの悪い食事
不規則な生活を送っていると皮膚の代謝が悪くなります。
夜型生活、運動不足、過度なダイエットなどは頭皮の栄養状態を悪くし、髪の成長に悪影響を及ぼすことも知っておいてください。
髪の毛は
これらの要因が複雑に絡み合い作用し、複合的に髪の毛の成長に悪影響を与えます。
人間の生活環境が変わり
それにともない薄毛の原因も変わってきています。
なので「育毛理論」も変わり「進歩」してきています。
それなので「育毛手当て」も変えないと、改善率は上がりません。
頭皮に異常(吹き出物、結節性、脂漏性湿疹、うっ血、炎症など)があるケースでは、育毛剤が効かないことが多く、かぶれを引き起こすことも、頭皮の異常を解決するため「プレ育毛処理」が成果を上げています。
シャンプーの前後に2種類の製品を使う「プレ処理」をやりましょう。

0 件のコメント: