2008年8月16日土曜日

脱毛・薄毛の原因

脱毛には、いろいろな種類が存在します。

病気・薬剤投与による脱毛 薬剤性脱毛 瘢痕性脱毛 びまん型脱毛    
精神的な脱毛 自虐性脱毛        
その他の脱毛 圧迫性脱毛 牽引性脱毛 脂漏性脱毛 ダイエットによる脱毛 出産後の脱毛


病気や薬剤投与を除く脱毛に関しては、精神的なストレスや日々の間違ったヘアケア、不摂生、食事の偏りによる栄養失調などが原因といえます。

ストレスや喫煙は交感神経を刺激するため、抹消血管を収縮させてしまいます。
育毛に必要な栄養を毛根へ運んでいるのは毛細血管で、ただでさえ細い血管が収縮してしまい血流不足を引き起こすのは育毛だけに限らず、かなり深刻な問題となります。




毛髪も栄養分がなければ育ちません。人間の体内の全ての部分に栄養分を運ぶのは 血管です。全身の状態が健康なら、血液は体の隅々まで行き渡るので、毛髪を製造するための原料となる栄養分が毛乳頭や毛母へ十分に揃うのです。反対に、血液の流れを阻害する要因が重なれば重なるほど、成長できずに抜け落ちてしまう毛髪が増えてしまいます。血流を悪化させる事は、抜け毛を増やす事に直結します。

毛髪は、頭皮内の「毛根」と、頭皮外の「毛幹」に分けられます。実際に根のない植物が育たないのと同様に、毛根が無ければ毛髪はありえません。毛根を傷めてしまえば、発毛しなくなってしまいます。毛根の最深部にある毛球部と呼ばれる所には、毛髪の組織を生成する毛母、毛髪の原料となる血液中の栄養分(アミノ酸・ミネラル分)を吸収する毛乳頭など、さまざまな組織が毛髪をつくり出すために活動しています。しっかりした毛髪を育てるためには、いかに毛根にダメージを与えないかが大切なポイントとなります。


毛根に悪いこと 髪の洗い方が乱暴 月に何度もパーマやカラーをする いつも帽子をかぶっている
整髪料の多用 睡眠時間の不規則 長時間ドライヤーをかける


男性ホルモンの分泌量も要因のひとつとなります。
これは男性ホルモンが毛乳頭に存在する酵素と結合すると、デヒドロテストステロンと呼ばれる物質に変化します。この物質は毛母細胞で起きるたんぱく合成を邪魔し、細胞分裂を止めてしまう働きをもつ物質です。栄養は届いても、髪が育たなくなってしまうので、男性の場合ホルモンの分泌量や酵素の量の違いが、薄毛の起こりやすさを左右する要因となります。

『遺伝』
「親も兄弟も薄いし、遺伝だからしかたがない…」と諦めている方が多くおみえになりますが、遺伝はあくまでも薄毛の誘因のひとつであり、それだけが原因ではありません。
多くの青年~壮年の男性達を悩ますM型・O型の脱毛は、男性ホルモンの分泌量も深く関わっているため、遺伝も誘因のひとつであることは間違いないのですが、薄毛はそれだけが原因とは限らず、いろいろな誘因が重なって引き起こる現象なのです。また、頭部全体が薄くなってきたり、円形脱毛等は遺伝以外の原因が考えられる場合もあります。

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